2010年 12月 12日
最近、よかった本 '10.12 |
「世界の旅」の兼高かおる氏の近著。
世界の旅の仕事にまつわるエピソードにも興味があったし、何より読みたいと思ったのは、何かの雑誌に出ていたレビューに、「最終章で語られる、80歳を過ぎた著者の、全力で走ってきた自らの人生を振り返って語られる率直な吐露に、多くの女性が共感するはず」とあったのを見て。
読んでみて、旅にまつわる話では、ワクワクして、久しぶりに外国に旅に出たいなあと思ったし、さらりとユーモアたっぷりに語られる仰天エピソードに驚いたり、クスリと笑ったり、やっぱり最終章ではホロリと来た。読みながら忙しく、読後には元気が沸いてくる。
女性というものはとかく、自分の生き方は<正しい>かな、自分は<十分幸せ>かな、と確認したくなってしまうものだけれど、常にその時のベストを尽くして生きてきた人は、自分の来し方を振り返った時に、「これでよかった、こうしかできなかった」と納得する一方で、自分の人生に足りなかったものをも、逆に、さらりと認められるものなのかも、と改めて思った。
その率直で気負いのない吐露を聞いてさらに、
「でもやっぱり素敵な人生だよなあ・・
普通なかなかそんな風に生きられるもんじゃないよな」と、あこがれてしまうのだ。
あとがきの中で、人生の先輩が言っていたとして引用されていたことばが、印象に残った。
「棺桶に入るころ、人生を振り返ってみれば、自分は誰よりも幸せでも不幸でもなく皆と同じ人生だった」
とにかく全編潔く、さわやかな読後感が残る、元気が出る一冊でした。
・・・・・・・
ところで、今日の読売新聞の「空想書店」、店主はなんとサッカーのハセベ選手!!
雑誌「ナンバー」の「アスリートの本棚」特集でも表紙を飾っていたし、読書家なのね。超訳ニーチェは私も読んで面白いと思ったけど(ミーハー!)、まさかワールドカップでの活躍を支えていたとは。
と、結局 最後はミーハーネタで締めくくる・・・と。おあとがよろしいようで~
世界の旅の仕事にまつわるエピソードにも興味があったし、何より読みたいと思ったのは、何かの雑誌に出ていたレビューに、「最終章で語られる、80歳を過ぎた著者の、全力で走ってきた自らの人生を振り返って語られる率直な吐露に、多くの女性が共感するはず」とあったのを見て。
読んでみて、旅にまつわる話では、ワクワクして、久しぶりに外国に旅に出たいなあと思ったし、さらりとユーモアたっぷりに語られる仰天エピソードに驚いたり、クスリと笑ったり、やっぱり最終章ではホロリと来た。読みながら忙しく、読後には元気が沸いてくる。
女性というものはとかく、自分の生き方は<正しい>かな、自分は<十分幸せ>かな、と確認したくなってしまうものだけれど、常にその時のベストを尽くして生きてきた人は、自分の来し方を振り返った時に、「これでよかった、こうしかできなかった」と納得する一方で、自分の人生に足りなかったものをも、逆に、さらりと認められるものなのかも、と改めて思った。
その率直で気負いのない吐露を聞いてさらに、
「でもやっぱり素敵な人生だよなあ・・
普通なかなかそんな風に生きられるもんじゃないよな」と、あこがれてしまうのだ。
あとがきの中で、人生の先輩が言っていたとして引用されていたことばが、印象に残った。
「棺桶に入るころ、人生を振り返ってみれば、自分は誰よりも幸せでも不幸でもなく皆と同じ人生だった」
とにかく全編潔く、さわやかな読後感が残る、元気が出る一冊でした。
・・・・・・・
ところで、今日の読売新聞の「空想書店」、店主はなんとサッカーのハセベ選手!!
雑誌「ナンバー」の「アスリートの本棚」特集でも表紙を飾っていたし、読書家なのね。超訳ニーチェは私も読んで面白いと思ったけど(ミーハー!)、まさかワールドカップでの活躍を支えていたとは。
と、結局 最後はミーハーネタで締めくくる・・・と。おあとがよろしいようで~
by branchette
| 2010-12-12 22:20
| つれづれ